• 福岡市博多区南八幡町2-3-10
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脊椎全般

脊椎全般について

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脊椎は、いわゆる背骨のことであり、沢山の椎骨が連なって構成されています。具体的には、7本の頸椎、12本の胸椎、5本の腰椎、さらには仙椎や尾椎があり、私たちの身体(体幹)を支える重要な役割を担っています。脊椎は指輪状の形をしており、指輪の空間の部分を脊柱管と呼びます。この脊柱管の中を四肢に向かって脊髄がくぐっていきます。脊髄には脳からの指令を伝える神経、手足の感覚の情報を脳へ返す神経、心臓や消化器などの運動を調節する神経などが走っています。そのため、脊椎が損傷したり、何らかの病気に罹患したりすると、脊髄にも影響が及んでしまい、体の様々な部位に痛みが起こったり、思うように体を動かせなくなったりします。

脊椎疾患の主な症状

  • 首や肩が痛い
  • 肩こりがひどい
  • 腕を上部にあげられない
  • 手足のしびれ
  • 手足を思うように動かせない
  • 呼吸がしにくい
  • 背中が痛い
  • 肩や腕が痛い
  • 足が痛い
  • 筋力が低下している
  • 排尿障害
  • 排便障害

など

主な疾患

成人脊柱変形、骨粗鬆症性椎体骨折(圧迫骨折)、むち打ち症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離症 など

成人脊柱変形

成人脊柱変形は、脊柱が本来の形状とは異なり、前後や左右に異常な弯曲を示してしまう疾患です。このうち、正面からみて左右に曲がっている状態を「側弯」と呼び、側面からみて後方に膨らんで背筋が伸ばせない・反らせない状態を「後弯」と呼びます。患者様のなかには、側弯と後弯の両方が起こっている高側弯症のケースもあります。

主な症状は、や背中の痛み、背骨のゆがみ、歩行困難、足の痛み・しびれなどです。背骨のゆがみのため、逆流性食道炎などの内臓に悪影響が出ることもあります。このようなときは、X線撮影、CT、MRIなどの検査を行い、診断をつけます。なお、この疾患の原因としては、加齢に伴う椎間板の変性、小児期に起こった側弯症の悪化、手術による後弯状態での癒合、椎体骨折の変形癒合、パーキンソン病による影響などが考えられます。

成人脊柱変形の治療

成人脊柱変形の治療では、まず薬物療法やリハビリテーションによって対応します。例えば後弯症の場合は、体幹の重心が前方に移って腰などへの負担が重くなっています。そのため、背筋を強化するリハビリテーションを行います。ただし、中高齢の患者様の中には、強い負荷をかけた運動が難しいケースも少なくないので、具体的なメニューは患者様ごとに慎重に判断いたします。痛みなどが強いときは、過度な運動を制限するとともに、鎮痛剤などを処方します。こうした保存的な治療では対応できないときは、手術を行います。金属製のスクリューやロッドを使用し、脊椎の状態を本来の位置に近づけて固定します。なお、具体的な手術の方法は患者様によっても異なりますので、手術が必要になったときは、詳しく説明させていただきます。

骨粗鬆症性椎体骨折(圧迫骨折)

こちらをご覧ください。

診療時間
※ 昼休み 12:30~14:30
※ 脊椎脊髄外科の月、火は手術のためお待たせすることがあるかもしれませんがご了承ください
外来休診日:土曜午後、日曜、祝日
脊椎・脊髄外科
リハビリテーション科
内科
日祝
9:00~12:00
(受付11:30まで)
14:30~17:00
(受付16:30まで)
院長
隈元 真志
診療内容
脊椎・脊髄外科/内科/リハビリテーション科
電話
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住所
〒812-0886 
福岡県福岡市博多区南八幡町2-3-10
最寄駅
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