歩行障害
歩行障害について
足や腰のしびれなどによって上手く歩けなくなることがあります。中高齢者の場合、「歩き始めはとくに問題なく歩けるのだけれど、しばらくすると足や腰がしびれてきて、歩き続けられなくなる」、「歩行時にバランスを崩して倒れそうになる」などのお悩みをお持ちの方も少なくありません。脊椎由来の症状を放置していると、病状が進行し、治療が難しくなることがあります。歩行障害を自覚されたときは、お早めに当院をご受診ください。
このような疾患がみられます
腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎変性すべり症、腰椎変性側弯症、骨粗鬆症性椎体骨折、頚椎後縦靭帯骨化症 など
リハビリが
重要です
歩行障害がみられたときは、X線検査、CT、MRIなどを行って原因を特定し、それぞれの疾患の治療を行います。その際には、リハビリテーションを効果的に取り入れることが大切となります。病気や障害、加齢、手術などに伴う身体機能の低下を食い止めるため、理学療法、作業療法などを行います。これらの治療を通じて身体機能の回復・改善を図り、日常生活や社会生活への早期復帰を目指すのです。
ところで、皆さまの周りにも、リハビリを受けられた方は結構いらっしゃると思います。その方々から、「痛い方向に関節を動かす運動などをさせられ、とても辛かった」などの意見を聞いたこともあるのではないでしょうか。リハビリは、関節などに障害のある方に対し、その機能の改善を目指すものです。手術などでしばらく動かせなかった部位をそのままにしておくと、関節の拘縮が常態化し、その後の日常生活にずっと悪影響が出かねません。従って、痛い方向に関節を動かすことは医学的に大きな意味があるのです。当院では、患者様ごとの病態を評価してご希望をしっかりとお聞きし、その中で最善の療法をご提案し、リハビリテーションを進めております。
リハビリが必要となる主な症状
- 首や肩が痛い
- 腕が上がらない
- 手足がしびれている
- 手足が思い通りに動かない
- 腰を動かそうとすると痛みが出る
- 立ち上がったり、歩いたりすると膝が痛む
- 支えがない状態で立ち上がると、ふらついてしまう
- 様々な関節の可動域が狭まっている
- 筋肉が萎縮しているように感じる
- 身体を動かすと痛みが走る
- 食事中にむせてしまうことがある
など